舞台「ROSE GUNS DAYS~season3~」
たくさんの応援、そしてスタンディングオベーション・・・
素敵な景色を見せてくださったすべての方に感謝いたします。

全作の中で心痛む辛いシーンの多いシーズンでしたが、
それでも「観てよかった」「また観たい」と思ってくださる方が多く、
初めての方にもこの物語の素敵さを受け止めてもらえてとても嬉しく思いました。

私の演じさせていただいた「林原樹里」

原作では、未来のウェインである「上寺相談役」とも言葉を交わし、「マダムジャンヌ」の語る23番市を、「マダムローズ」の志を、さらなる未来に繋ぐため、心を痛めつつも冷静に分析、取材しています。

舞台では、原作のセリフを織り交ぜつつも、ほとんどがオリジナルのシーン。
コミックスではあまり出てこない樹里ちゃん。
立ち振る舞い、表情、感覚。
シーズン1からひとつひとつ想像しながら、
自分の中に生まれた「樹里」と相談しながら、たくさん悩んで一緒に成長してきました。

何度本番を迎えようと、初めて観るお客様に寄り添えるように。
常に初めての状態で。新しい反応で。

作りすぎず、固めすぎず。
どんなシーンが来ても。
どんなボールが来ても。
「樹里」として反応し、キャッチできるように。
呼吸をするように樹里として生きること。
シーズン1の時は「頑張って」その状態を目指していましたが、今回は自然になれたというか、溢れ出す感情に自分がびっくりすることも多かったです。

シーズン3では特に、23番市の皆を間近で見てきた思い出のある「舞台版の樹里」の辛さは人一倍大きかったんだな…と、外側担当の滑川はw違う涙を流してました。。
頑張ったね、樹里。
それは1、2を見てくださったお客様も同じだったかもしれません。
ワンダリングドッグ再集結シーンだけでも涙が出ました。
見違えるほど頼もしくなってる3人が本当に嬉しくて。
ツェルとの再会を想像するだけで泣けてきて。
一緒に積み重ねてきた思い出の分だけ、悲しみの大きい作品でした。。

それでもアラン、キース、雪ちゃん、ステラ、ゆうじくん…
メインだけではなくて、登場キャラクターたち全員からたくさんの愛を感じられる作品。

1から3まで、これまでの皆の気持ち、生き様、全てが自分の全身に染み込んでます。
願わくばラストシーズンで、さらなる未来へ進む皆を見届けることができますように。
取材を終えた樹里の未来にも会えますように!

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林原樹里役 滑川恭子