私の中でとても大きな存在になった作品

観に来てくださった皆様
私達の紡ぐこの物語を受け入れてくださった皆様
そして何かを感じてくださった皆様
ありがとうございました。

男性に書かれた台本をそのままに
全員女性で挑むという新しい試みのTRUMP

長く多くの方に愛されてきた作品に関われる喜びと
新しいカタチは成立するのか、受け入れてもらえるかという不安と
ティーチャークラウスを私が演じきれるのかという不安と・・・
とにかく不安ばかりのスタートでした。

稽古は、見たことも感じたこともない感情に辿り着くための旅のようで。
自分の中の真っ暗な場所を探して飛び込んでみて。
改めて「光」の温かさと憧れと身を滅ぼす程の眩しさ怖さを知ることができたような気がします。

誰よりも彼の理解者になろう!と最初は思っていたのですが。
私の中の真っ暗とクラウスのそれは比較できない程差があって。
きっと、自分のことなんて自分でも理解しきれない程抱えているはずで。

砕けてしまうほどの危うさ脆さ繊細さを目指すことが、彼へと続く道なのではと思い直して稽古に臨むようになりました。

一番大切にしたのは老賊の「本当に狂ってる奴は・・・」という言葉。

0度と360度。
同じように見えて違うその状態を表現したくて。

冷たいように見えて実は赤より熱い青い炎のような。

普通なのにこわい。
普通なのに普通じゃない。

これが表現できたらどんなに物語が不気味で面白くなるだろうとワクワクしました。

悩み考える時間は苦しくて楽しくてとにかく楽しかった。

どこまで表現できたか分かりませんが、彼に近づくために生きる日々は幸せでした。
許されるならずっとずっと彼というものを追求したい。

役者としても一ファンとしても、またこの物語に触れたい。
そして見届けたいと思っています。

つづく😉